正直に言う。
私が働く会社の労務管理は、令和の今も紙・エクセル・FAXで成り立っている。
各拠点の事務担当が出勤簿を取りまとめ、所属長のハンコをもらって、本社にFAXや郵便で送ってくる。それを受け取った担当者が、目視で集計する。社会保険の手続きは手書きの申請書を簡易書留で送る。入社手続きの書類は裁断してファイルに綴じる。社員名簿は手書きだ。
笑えない話だけど、これがうちのリアルだ。
職人気質の先輩たちが全てを支えている
さらに問題なのは、この業務の大部分を60代のベテラン2人が長年の経験と勘で回していることだ。
給与担当のA部長代理、総務担当のB部長代理。紙とFAXを信奉し、エクセルまでがギリギリのライン。管理の方法はそれぞれ違う。フォーマットも違う。ルールは口伝で、文書化されていない。
でも2人とも全部把握していて、なぜか成り立っている。
これを「すごい」と思ってはいけない。
これは属人化という名のタイムボムだ。
なぜ変えられなかったのか
「なんで今まで変えなかったの?」と思う人もいるかもしれない。
理由はシンプルだ。プロがいたから、回ってしまっていたのだ。
困っていない問題は、問題として認識されない。先輩たちが全部カバーしてくれるから、誰も声を上げなかった。上げる必要がなかった。
でも、そのベテランたちにも定年がある。あと2〜3年。
私はそのタイムリミットを、なんとなくではなく、数字として意識し始めた。
このブログについて
私は製造業系・100名以上・複数拠点のグループ企業で、労務・総務・経理を担当している。もともとは経理一筋10年以上だったが、現在は管理部門全般を担うようになった。
このブログでは、紙とFAXで回っている会社の管理部門を、少しずつ電子化・効率化していく過程をリアルに書いていく。
華やかなDX成功事例ではない。予算も潤沢じゃない。時間も正直ない。そんな中で、できることから少しずつやっていく記録だ。
同じような状況で悩んでいる人の、何かヒントになれば嬉しい。
「このブログでは、管理部門のリアルな取り組みを継続的に発信していきます。」
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