前回、私が何者なのかを話した。
でも、私一人で管理部門が回っているわけじゃない。私の周りには、お世話になっている人たちがいる。今日は、そんな人たちを紹介しようと思う。
これまでに何度か登場してきた、私が頼りにしている人たちだ。
管理部長
うちの管理部門のトップ。
言うことは厳しい。でも、その大部分には、かなり筋が通っている。感情で怒るのではなく、正論で押すタイプだ。
私がミスをすれば、当然怒られる。ただ、それは叱責というより、成長を促す方向のものだと感じる。怒られた後に、不思議と「次はこうしよう」と前を向ける。そういう怒り方をしてくれる人だ。
ベテランの引き継ぎについて「急がなくていい」と言ってくれたのも、この人だ。焦る私を、いつも長い目で見てくれる。採用面接に同席させてもらった時にも、人を見るその視点の高さに、何度も唸らされた。
主な登場回:事務職の面接で落ちる人〜採用する側に立って、初めて見えた現実〜
A部長代理(給与担当)
私の直属の上司。
昔は労務を幅広く担当していたが、定年が近づいた今、労務の実務を少しずつ私に引き継ぎながら、給与をメインに扱うようになった。
寡黙で、職人気質。社会保険制度などの知識がとにかく深く、大抵のことは、聞けば答えが返ってくる。私にとっては、生きた辞書のような人だ。
ただし、なんでも教えてくれるわけじゃない。「そこは自分で勉強しなさい」という愛の鞭も、ちゃんとある。今思えば、その突き放しがあったから、自分で調べる癖がついた。
そして、もう一つ。実はこの人は、私の恩人でもある。前の会社で壊れる寸前まで追い詰められていた私を拾って、今の職場に迎え入れてくれたのが、A部長代理だ。その話は、こちらの記事に、正直に書いた。
主な登場回:令和でも現役、仕事で紙のノートを使う理由。ほかにも、ことあるごとに顔を出す。なにせ私の師匠のような人だから、登場回を挙げ出すときりがない。
B部長代理(総務担当)
総務担当。こちらも、総務の実務を少しずつ私に引き継いでいる最中だ。とはいえ、まだ大部分はこの人が握っている。
外回りが多く、事務所にいることが少ない。捕まえたい時に限って、席にいない。でも、気さくで、面白い人だ。
そして、複雑怪奇なエクセルを操るのが得意。タブが無数に分かれた、私にはとても解読できない代物を、この人はすいすい使いこなす。和暦と西暦の変換も、頭の中で一瞬だ。「昭和40年は?」と振れば、書類から目も上げずに「1965年」と返ってくる。長年の年季が、そういうところに、さらりと出る。車両管理をはじめ、この人の仕事ぶりには、語りたいことが山ほどある。その話は、いずれたっぷり書くことになると思う。
主な登場回:一枚のカードに、和暦と西暦が同居している〜変換に苦しむ私と、即答するB部長代理〜
C先輩(経理担当)
経理担当。経理一筋の、これまたプロフェッショナルだ。
私が経理まわりで、バカみたいな質問をしても、呆れながら、ちゃんと答えてくれる。その「呆れながら」が、なんだかありがたい。
意外なことに、プログラミング関係も得意らしい。難しいコードの話を、ベンダーと対等にやり取りしているのを見て、素直に尊敬した。経理だけの人かと思っていたら、こういう引き出しが出てくる。人は見かけによらない。
主な登場回:会計システムの入れ替え〜サポート終了で動き出した、中小企業の現場の話〜。経理のことなら、ことあるごとに顔を出す。聞けば、たいてい答えが返ってくる、頼れる人だ。
Iさん(保険代理店)
うちが付き合っている、保険代理店の担当者。一言で言えば、行動力の化身だ。
うちで何か異常事態があれば、優先度を最大限まで上げて、すっ飛んでくる。事故対応も、災害対応も、本当にうちのことを気にかけて動いてくれる。正直、「ここまでしてくれるのか」と、こちらが戸惑うくらいに。
この人については、近いうちに、どうしても語りたい話がある。私がなぜ、この人にこんなにも信頼を置いているのか。その理由を、いつかきちんと書きたい。
主な登場回:近いうちに、必ず書く
そして、凪
最後に、私。凪だ。
経理から始まって、今は労務も総務も、何でもやる管理部門の担当者。前向きな人たちに囲まれて、その背中を見ながら、駆け出しの労務を必死に覚えている最中だ。
こうして並べてみると、私は本当に、人に恵まれている。厳しくも筋の通った上司、知識を分けてくれる先輩、気さくな先輩、損得を超えて動いてくれる人。
管理部門は孤独だと、何度も書いてきた。それは、嘘じゃない。
こんなに支えてくれる人がいるのに、孤独? 矛盾しているように聞こえるかもしれない。でも、仕事で支え合うことと、心の内を打ち明けることは、別の話だ。いざという時に動いてくれる人はいる。でも、日々の小さな葛藤や、誰にも言えない弱音まで、丸ごと預けられる相手は、やっぱりなかなかいない。一人で机に向かう時間の長さは、変わらない。
それでも、いざという時に支えてくれる人がいる。それだけで、ずいぶん救われている。孤独と、一人ぼっち。その二つは、少し違うのだと思う。
この人たちのことは、これからも、折に触れて書いていくと思う。私の歩みは、この人たちと一緒の歩みだから。
「総務・労務・経理で悩むあなたに、現場から届けます。」


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