正直に言う。
きつい。これは否定しない。
ただ、ひとくちに「経理はきつい」と言っても、その中身は多岐にわたる。きつさには、種類があるのだ。「経理」と聞いて多くの人がまず思い浮かべるのは、請求書まわりの仕事だろう。今回はまず、その「請求業務」のきつさから、整理してみたい。
きつさその① 相手先の都合に振り回される
請求書を作ろうとすると、相手先の指定様式がある。エクセルならまだいい。明細まで全て手書きを要求してくるところがある。複写請求書の購入が必要な所もあれば、カーボン用紙を使うところだってある。
令和だ。
請求書の送付方法も、メール、FAX、郵送と多種多様。自社がどれだけDX化しても、相手先がついてこなければ意味がない。
きつさその② タイムリミットが容赦ない
月末締めで翌3日までに請求書を、と言われることがある。まだ翌1日の段階で、実績すら集まっていないのに。先方の社内承認に時間がかかるからだと思うが、こちらの事情は関係ない。
振込のタイミングも同じだ。月末が土日に重なると、前倒しで全部署の承認を取りきらなければならない。関係部署を全部回って、締め切りまでに間に合わせる。タイトになる時は、本当にタイトだ。
きつさその③ 情報が揃わない
実績がFAXで送られてくることがある。手書きで数量だけ書いてあって、単価が書いていない。そこから集計しなければならない。神経を使う。
さらに困るのが、営業が経理に商流を伝え忘れているパターンだ。突然請求が来て、誰も把握していない。急いで商流を確認しないと、こちらの請求漏れになる。緊急性が高く、時間がない。
それでも続けてきた理由
数字がきっちり合った瞬間の達成感がある。一つひとつの処理を積み重ねて、全てを完遂した時の充実感がある。会社のお金の流れを、自分の手で把握していく面白さがある。
これは請求業務に限った話ではない。経理という仕事そのものが、きつさと充実感が、常に隣り合わせにあるのだ。
あなたのきつさはどこから来ている?
今回は、経理の代表的なイメージでもある「請求業務」に絞って、きつさをあげてみた。当然、経理の仕事はこれだけではない。決算、税務、資金繰り——きつさも、面白さも、まだまだ多岐にわたる。それはまた、別の機会に書いていきたい。
経理のきつさは、人によって違うと思っている。時間がタイトなことなのか、処理する量が膨大なことなのか、情報が揃わないことなのか、ミスが許されないプレッシャーなのか。経理と、総務や労務は何が違うのか——自分がどの仕事に近いのか迷うなら、3つの違いを整理した記事も覗いてみてほしい。
ぜひコメントで教えてほしい。同じ悩みを抱えている人が、きっといる。
「総務・労務・経理で悩むあなたに、現場から届けます。」
次はこの話をする
退職手続きで会社側がやること〜期限・必要書類・よくあるミス〜
今回の記事に関連しそうなもの
特になし


コメント
経理で一番大変だったのは人間関係でした
どうしても書類の提出期限をしつこく言わなきゃいけなかったり、不備を指摘しなきゃいけないことが多いですからね
必要だから言っているだけなのに「細かい」「うるさい」みたいな態度をとられるのがしんどかったですね
労務・総務・経理と部署が分かれていて、経理のみの部署で働いていたときは月末と月初は目が回るほど忙しいのに、月の中旬くらいは何やろう?ってくらい暇だったのも地味につらかったですね